堂坂とムクロジ 

日本語教師 中国~ベトナム~モルドバ  愚痴ってばかりですが、軽く流してください~

ツァイガルニク効果

エコノミスト9月2日号

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日本概況で「少子高齢化」について取り上げる予定なので買ってみました。

とても目を引く表紙、タイトルですね。

でも、興味があった記事は、脳研究者 池谷裕二氏のコラム

  記憶のメカニズムについては、いろいろと研究されているようですが

  池谷氏は このコラムで「ツァイガルニク効果」について書いています。

パズルを解く、粘土細工で犬を作る、計算をする、厚紙で箱をつくる。

そんな さまざまな課題を 被験者に計1時間、

次々と20種類 やってもらった。

このうち 無作為に選ばれた10種類の課題については、

最後までやり通してもらい、

残りの10種類は 未完成のまま 中断してもらった。

そして、どんな課題を行ったのかを、

その後に思いだしてもらったのだ。

短時間内で2 0種類もの課題を 一気にこなすと、

すべての内容を 想起するのは 難しいだろう。

しかし、完了していない課題は、

完了した課題よりも 2倍も思いだしやすいことが分かった。

課題を遂行している最中は 緊張感があるため、

課題から離れても、心のどこかで 気にかけているのに対し、

完了すると 緊張感からも解放され、記憶があせてしまうのだ。

☆☆☆

N1試験後、学生たちにどんな試験問題が出たか 報告するようにお願しています。

大半の学生は、

   緊張していたのでよく覚えていません。

   でも、~の問題は、知らない言葉だった。

   ~の選択問題は悩んだ。

総じて、できなかった問題のことを よく覚えていて 話してくれます。

これも「ツァイガルニク効果」によるものなのかな? 

例えば、切りの良いところで 仕事を切り上げるよりも、

次の仕事に 手を付けてから 帰宅した方が、

翌朝に 仕事をスムーズに 始められる。

新しい仕事の手順を に説明する時には、

事前に多くを説明しても 記憶にとどまりにくく、

仕事を 多少こなした後で説明した方が 相手によく伝わる。

        放置されている最中に 無意識に脳が 代理で作業をしてくれるため

        事の効率が高まるのだ。

☆☆☆ 

テレビ番組でよく聞く、「続きはCMの後で!」

これも「ツァイガルニク効果」だそうです。

私の授業で「ツァイガルニク効果」は有効かな?

      今までは、切りのいい所で、

              今日は ここで 終わりにしましょう。 

     これからは、中途半端なところで、

                続きは明日ね!

どう思います? 

当然、次を期待されるような授業でなければ、有効とは なりえないですよね。

ただ単に、計画性のない先生と言われそう。